仮想空間へ出かけよう 2020 5 5
「現実空間と仮想空間の融合」
私たちの生活の半分は、今までどおりだが、
残りの半分は、仮想空間へ移行していく。
私は、年を取ってきたせいか、
最近、大学生の頃をよく思い出す。
あの頃は、オートバイで旅行をしていたものだ。
2ストローク・エンジンは、エンジンブレーキが利かない。
だから、減速もスムーズだ。
あの角を曲がれば、田園風景が広がって、
徐々に山が近づいてくる。
やがて信州がやってくるだろう。
また、あの角に行ってみたい。
これが「昭和の時代」だったら、
バイク屋に行って、HONDAのNSR250Rを買うのかもしれません。
しかし、「令和の時代」は、仮想空間に移行している。
いや、現実空間と仮想空間が融合した世界に移行している。
グーグルの検索サイトを立ち上げて、あの角の地名を検索する。
次は、「地図」をクリックする。
すると、画面に地図が広がる。
右下の人型のアイコンをクリックする。
地図の上をクリックすれば、ストリートビューが始まる。
視線は、国道17号線をバイクで走っている気分です。
ストリートビューで「左折」する。
昔と比べると、大きく変わってしまった。
バイクで、よそ見をすると危険ですが、
ストリートビューでは、じっくり、よそ見ができる。
この視線の高さは、正にバイクに乗っていた時の視線と同じです。
早くクリックすれば、バイクのようにスピード感が出ます。
さて、ストリートビューは、別の使い方ができます。
新しい街に引っ越しが決まった。
どんな街だろうか。
昭和の時代だったら、地図を買ってきて、
ここにスーパーがある、ここに本屋があるとなるでしょうが、
これもストリートビューで、引っ越し先の街を「散歩」できるのです。
とりあえず、ストリートビューの中を歩いて、
引っ越しをしたら、現実空間の中を散歩すれば、
新しい街で道に迷うことはありません。
これは、旅行でも使えるでしょう。
とりあえず、ストリートビューで「旅行」に行って、
次は、電車やバスで旅行に行くのです。
高齢者は、電車に乗って旅行に行くのも、おっくうかもしれません。
それならば、ストリートビューの中で、
若かった時に行った旅行先を行って、「思い出旅行」を体験できます。